ラウンドダイアモンドリングのプロジェクト


Sさんからお預かりしているリングを超音波洗浄機でクリーニング♪
こんな風に糸で吊るすか、チャック付きビニール袋にぬるま湯と中性洗剤と入れて…
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プィ~ン!
40℃ぐらいの設定温度で30秒~1分ぐらいでしょうか。
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ダイアモンドの石外しに使うコジアケ。
薄~い板材でできていますが、これはステンレス鋼ではなく普通の炭素鋼タイプ。
なので、あら、ちょっと先端が錆びてきてるから、まず砥石で研ぎ直すことにしました♪
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アーカンサス(アルカンサス)砥石。
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アメリカ、アーカンソー州で産出される天然の油砥♪
ジュエリーになるわけではないけれど、
わたしにとってはジュエリー作りを支えてくれる頼もしい天然石です。
白や、グレーと白のマーブルなど色々ありますが、わたしのは黒。
極細目だけど、ツルツル滑らず刃が良く噛んで研ぎやすいから好きです♪
水砥ではなく、油砥なので、機械油をたらして…


平の刃だったら砥石を平置きして、研ぐものをその上で前後させますが、
今回のコジアケは刃先がアールがかかっているので、
ヤスリのように手で持ち、砥石のサイドを親指の指先に当てて、
そのカーブをガイドとしてなぞるように研いでいきます。
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スッキリ♪清々しいな♪
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さてさて、ダイアモンドさん♪
立爪というスタイルの爪で留っています。リングはプラチナ900。
コジアケの刃が入りやすそうなトコはどこかしら…
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ココ♡♡♡
ここは入れてくれやすそう♪
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お願いしまーす!
スコッ♪
あー気持ちイイ♡ありがとう♪
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そーっと、でもシュッとコジアケを石と爪の間に挿入したら、コジアケの背中で爪の裏側を感じながら、
そのまま上方にリフト。石と爪の間の空間を、間伸びさせる(笑)ような感覚です。
プラチナは粘っこく柔らかいから動きやすいです。
やってはいけないのは、石を支点としてテコのようにコジアケを動かすこと。石にキズがついちゃいますから。
はっきり支点が欲しい場合は…


すり板にコジアケの刃の角を当てて…
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こっちから見ると、コジアケの左の刃先がすり板を噛んでるのが分かると思うのですが、
こんなふうに支点を得て…
イメージとしては、コジアケを持つ手とリングを持つ手を逆方向にシンクロさせて回転。
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コジアケ以外には、
ヤットコの先端が加工された爪起しプライヤーも便利。
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コジアケで爪先にほんのちょっとすき間を作ってから、
こういう爪起しヤットコで引き起こすのもいいかもしれません。
特に硬い18金台とかの場合は。
これは既製品ですが、時計ヤットコなどを自分で加工してもっと華奢なものを作ると絶対重宝するよね♪


それ以外に、
爪先へのアプローチではなくて、
ヤットコやニッパーで爪のサイドを挟んで、爪の首自体を外に開く方式も。
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この写真ではニッパーは三角柱の爪を横から挟んで、二点ですり板に支点を得てロック、
リングを外に回転させて爪を開くかんじです。


爪が起きて、指でそっとダイアモンドをエスコートする瞬間♡
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工具たちと♪
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ほんとうにパワフルなダイアモンド!!!
今ふたたびルースとなりました♪
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次回は新しいデザインのリングのサンプル、作っていきます♪
ウキウキする~♡♡♡




*この内容は、Sさんのご厚意で日記に書かせていただいています。
Sさん、ありがとうございます!