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今朝、朝イチで届いた叔母からの小包。
品名にトマトたち、と書いてある。
段ボールを開けたとたん、草原の香りがする。

汗かいて、汗かいて…

あーなんて新鮮な力。
力強くて、

ナンテイエバイインダロ?

書いてる現在時で翻訳するなら、
きっと、まぎれもない今存在してる生き物の
涙が出そうな形、みたいなことだ。
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かぼちゃ、"zucca"という名のイタリアのトマト。

煮たり焼いたりしていただくのがオススメと聞いたけど、
今さ、赤い方かじっちゃった笑、と言ったら、
叔母は笑って、薄切りにしてカプレーゼなんかにしてもいいよ、と電話口で教えてくれた。



叔母が育てた5つの種類のトマトたちとイボ胡瓜やパプリカ、米茄子やオクラは、
しっとり、それぞれ優しく、柔らかにした新聞紙でくるんである。
段ボールの中は、あんまりにも福々とした光景で…満たされていて、
私は叔母の包み方が大好きだ。


草原の香りは、

その膨らんだパンのような新聞紙の包みたちが、冷んやり、うっとりとまどろんでいる上に、
フワッとかけてあるのだ。
この前の時もそうしてくれたっけ。
紫色の木の花と丸い黄色の小花の
ドライフラワーのブーケ。

紫色の花…
花よりもこの枝のところがスゴーイいい匂いがする…セージ…デザートセージっていう小さい葉っぱのセージ焚くの好きなんだけど、
それと似た匂いがする!草原の匂い!と言ったら、
それは草ってよりも木の花なんだよ、と叔母はその花の名前を教えてくれたけど、
ダ?とかブ?とかデ?から始まるような思ったより逞しい名前だった気がするけれど、
私は夢中で嗅いでいたのでちゃんと記憶できなかった。
ディズニーランドとかにも植わってたんじゃないかな、すごく大きな木なのよ、とのこと。
へぇーそうなんだ…。


…かぼちゃは、
とっても甘かった。
瑞々しくて、果肉に弾力があって、
皮なんて、全く気にならなかった。

手の平満タンな、ムクムクと盛り上がった富士山のような輝くトマトを、
包丁で薄切りにする前に、
私は全部かぶりついていただいて、
喉を潤した。

叔母は電話の最後に、
じゃ、それ食べて今日も制作頑張って!と激を飛ばしてくれた。

はいいぃ!頑張って彫ります笑

本当に本当にありがとう。
ブーケはしばらくスタジオで香ってくれそうです。

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追記
晩ごはんのあとに、
ミディトマトのシャーベットを楽しんで(黄色は特にムチャクチャ甘いの♪)、
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叔母に日記に書いたことをショートメールで伝えたら、


 ブッドレアだよ
冬も香る   目を閉じて さまよえるほんの束の間の恍惚

刻みトマトごはんのせ     たまんないぞ
ありがと   お休め



とお返事。
ブ?は合ってたぞ♪
刻みトマトonごはん、うまそやらねば♪
ではお休みなさいませ。



*追追記
翌日の朝、風呂場で、
なんであの時、ブッドレアという名前が覚えられなかったか解った。
私が、小さな葉を付けたハーブの草原の絵を握りしめていたから、名前の印象とのギャップを乗り越えられなかったことを。

シャワーの中で、

風にそよそよとそよぎ、
大きな枝を広げ、その下で、みんながスッーとしたホッとした笑顔を浮かべてるとこを思い描いたら、
あー、ピッタリだ、なんて似つかわしい。

私の絵が間違ってたのだ、名前はもちろん、最初から合っている。
イメージ画を差し替える。

Buddhaの提供する、みんながそこでrestする憩いの木、胸の広がるような香りが漂う爽やかな木陰。


そしたら、
大地にしっかりと根を張り太い幹も逞しい、
見上げるような大木が見えた。

私も木陰に入り、
踏み入れた根元の、香る土のやわらかさをかかとに感じながら、
ひんやりとしたその幹に背を持たせかけ、
鼻に抜ける香りにうっとりと上を見上げると、
遠い浅いグリーンのカーテン越しに、青空ときらめく光がチラチラと透けて見える。
風が抜け、優しい細やかな葉が花がみんなでサヤサヤと鳴っている。
あー幸せ。
包まれて、
気がつくと、おおらかに私を見下ろしているその木は、まさにブッドレアだった。
たおやかな佇まいのその木だった。





























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